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TECH BLOG / 4月 1, 2019

8Kプレイバック推奨環境



マウリシオ アルバレス-メサ(博士)— Spin Player  は、高度に最適化されたHEVCデコーダとビデオレンダリングエンジンに基づいています。このソフトウェアソリューションにより、8K動画をコンパクトで低価格な汎用PC上で再生することが可能です。

このTech blogでは、8K再生のための推奨PC構成を紹介するとともに、一般販売されている8Kディスプレイ, モニターおよびプロジェクターを使用した8K表示セットアップについても説明します。

Spin Playerのパフォーマンス

Spin Playerの最終的なパフォーマンスは、コンテンツプロパティ、ビットレート、また、再生環境のパフォーマンスに依存します:

  • コンテンツ特性: プレーヤのパフォーマンスは、解像度, クロマフォーマット(4:2:0, 4:2:2, 4:4:4), ビット深度(10-bit, 12-bit), 入力映像の空間的・時間的な活動性などのコンテンツ特性に影響されます。
  • ビットレート:  HEVCデコーディングのパフォーマンスは、ビットレートに大きく依存します。すなわち、目標ビットレートが高ければ高いほど、それを実現するためのPC性能要求も高くなります。ビットレートは、ビットレート設定, レートコントロール, GOPサイズ, イントラフレーム, ブロックサイズなどの動画入力に対するエンコードオプションに依存します。
  • 再生環境のパフォーマンス: デコーディングのパフォーマンスは、CPUのパフォーマンス(周波数、コア数)に直に依存しています。ビデオレンダリングのパフォーマンスは、GPUのパフォーマンス(周波数、コア数、メモリ帯域幅)に依存しています。

並列スケーラビリティ

Spin Player に統合されたHEVCデコーダは、最新のマルチコアCPUアーキテクチャを効率的に使用するため、高度なマルチスレッディングでパフォーマンスを最大限に発揮できるように最適化されています。ウエーブフロント並列処理(WPP)、スライス、タイル、フレームレベルでの並列化など、様々な並列処理方法をサポートしています。最適な方法が自動的に選択されます。各分野で利用されているフォーマット、かつSpin Playerの対応していている並列処理フォーマットは以下:

  • WPP:ソフトウェアエンコーダにおいて一般的なフォーマット
  • 4 スライス:ARIB STD-B32において定義されるフォーマット
  • 2×2 タイル:8Kハードウェアエンコーダで使用されているフォーマット

メディアプレーヤ(Spin Player)のパフォーマンスは、CPUコア数に応じて大きく変わります。コア数の多いCPUを使うことで、高ビットレート、高品質クロマフォーマット(4:2:2、4:4:4)ハイフレームレート、さらには8K以上の解像度を必要とするアプリケーションを実現するパフォーマンスが得られます。

8K60pプレイバックPC構成

8K60pアプリケーション再生に必要なシステムを検証するため、8K解像度でデコードが難しいとされるコンテンツを使用して、詳細なベンチマークを実施しました。

下記の表は、8K動画配信、動画寄稿および高忠実度を想定した推奨プラットフォーム構成を示しています。それぞれの事例における推奨ビットレートは、各分野での一般的な8K動画想定ビットレートの範囲を表しています。

活用事例フォーマット推奨ビットレートプラットフォーム
8K入門フォーマット8Kp60
4:2:0
10-bit
50 to 85 Mbps- CPU: Intel Core i9-9900K (8 cores)
- GPU: NVIDIA Quadro P2000 (BC4 format)
- Memory: 16 GB (2x 8 GB DDR4-3200)
- OS: Windows 10 64-bit
動画配信フォーマット8Kp60
4:2:0
10-bit
70 - 120 Mbps- CPU: Intel Core i9-9900X (10 cores), or AMD Ryzen 9 3900X (12 cores)
- GPU: NVIDIA Quadro P4000, or AMD Radeon Pro WX 7100
- Memory: 16 GB (4x 4 GB, DDR4 3200)
- OS: Windows 10 64-bit
動画寄稿フォーマット8Kp60
4:2:2
10-bit
200 - 250 Mbps- CPU: Intel Core i9-9940X (14 cores)
- GPU: NVIDIA Quadro P4000, or AMD Radeon Pro WX 7100
- Memory: 32 GB (4x 8 GB, DDR4 3200)
- OS: Windows 10 64-bit
高忠実度フォーマット8Kp60
RGB/4:4:4
12-bit
500 - 600 Mbps- CPU: 2x Intel Xeon Platinum 8260 (48 cores)
- GPU: NVIDIA Quadro P4000
- Memory: 96 GB (12x 8 GB, DDR4 2933)
- OS: Windows 10 64-bit

8K60pディスプレイシステム

SpinDigital社では複数の商用8Kディスプレイ, シャープ8K TV, Dell 8K モニターなど, 上でSpin Player による8K再生を検証いたしました。

Sharp 8K TV

  • TV 型番: Sharp AQUOS LC-70X500
  • AV コネクタ: 4x DisplayPort 1.4 to 4x HDMI 2.0b(推奨:Club3D CAC-1080)
Spin Player and Sharp 8K TV
Sharp AQUOS LC-70X500 を使用した8K60p ディスプレイシステム

Dell 8Kモニター

  • モニター型番: Dell UltraSharp UP3218K
  • AV コネクタ: 2x DisplayPort
Spin Player and Dell 8K Monitor
Dell UltraSharp UP3218Kを使用した8K60p ディスプレイシステム

3G SDI ディスプレイ または プロジェクタ

  • 3G SDI ボード: 2x AJA Corvid 88
  • AV コネクタ: 16x 3G SDI
  • Display/Projector:  3G SDI 入力対応8K プロジェクタ
3G-SDI-SpinPlayer-8K
AJA ボードによる3G出力を使用した8K60p ディスプレイシステム

注記および免責事項

本ページに示した推奨環境は、当社が実施した内部テストに依るものです。記載の情報は、参考までにご提供するもので、保証を意味するものではありません。特定のシステムなど要件がある場合は、当社までご連絡ください。

“Spin Player” はSpin Digital Video Technologies GmbHの登録商標です。

その他の商標は、引き続きその所有者の財産であり、ここでは説明の目的で使用されています。

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