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ANNOUNCEMENTS / 2月 17, 2021
スピンデジタル(Spin Digital)、SDK最新バージョン(v3.1)をリリース
ベルリン 2021年2月11日 – 本日、スピンデジタルは、Media SDK(Spin SDK v3.1)の出荷開始をお知らせします。新バージョンのSDKは、ライブエンコーディング、ストリーミング及び再生において、8K及びそれ以上の解像度を要求するハイエンドのライブ メディアアプリケーション開発に使用するとこが可能です。
Media SDK(Spin SDK v3.1)には、SDI キャプチャからのビデオ エンコード、ストリーミング、受信、デコード、およびレンダリングまで、ハイエンドのライブ ストリーミング アプリケーションを作成するために必要なすべてのコンポーネントが含まれています。
Media SDK(Spin SDK v3.1)は、ビデオ及びオーディオのエンコード、デコード、処理、レンダリング、I/O、ストリーミング向けに最適化されたライブラリのセットとなっており、革新的で高い仕様を求めるメディアソリューションの作成を簡素化します。Media SDK(Spin SDK v3.1) には、カスタムアプリケーションを作成するために、メディアモジュールを簡単に組み合わせる必要な機能も含まれています。ライブエンコーダーとライブプレーヤーの作成を簡素化するためのサンプルも準備されています。
新バージョンでの最適化されたモジュールとその主な機能:
I/Oモジュール
rawオーディオ及び8Kビデオ向けにI/Oライブラリを最適化
- キャプチャ:
- 3G 及び 12G SDI
- 非圧縮 YUV
- クロック: キャプチャ デバイスに基づくクロックをエクスポート
- デバイス:
- AJA Kona 5 (12G)
- AJA Corvid 44 (12G)
- AJA Corvid 88 (3G)
ライブ エンコーディング モジュール
8Kコンテンツを低ビットレートかつリアルタイムでエンコード可能な最先端ソフトウェアエンコーダは、既存のネットワークで手ごろな価格で8K配信を可能:
- 8K60pをサポートするリアルタイムHEVCエンコーディング
- 高効率と低遅延のエンコードモード
- HRD バッファ設定対応
- マルチ解像度エンコーディング
- CPU最適化のための高度な実装
デコーディング モジュール
1台のワークステーションで最大16Kに対応。高解像度に柔軟に対応する高性能ソフトウェアデコーダ:
- 4K240p、 8K120p、 16K60pの HEVC デコーディング
- 非対応入力フォーマットのエラー復元機能
- BC4圧縮を含む効率的ピクセルフォーマットをサポート
- CPU最適化のための高度な実装
ストリーミングモジュール
オーディオ及びビデオ MuxingとDemuxing、また1対1及び1対Nにあわせたストリーミング ライブラリ:
- リアルタイムプロトコル: TS over RTP
- HTTP ストリーミング: HLS
- ファイルフォーマット: MP4、MKV、TS
- クロック: 入力用エクスポート クロック、出力用外部クロック
- ネットワークアダプター:
- Dektek: DTA-2160、 DTA-2162
- 汎用APIソケットを使用したネットワーク インターフェース コントローラ(NIC)
使用例
Media SDK(Spin SDK v3.1)は、SDI キャプチャから高性能のエンコード、デコード、レンダリング処理、または、ストリーミングで必要とされるハイエンドのカスタム アプリケーションの作成を容易にします。すべてのコンポーネントは、最大限のパフォーマンスを実現するために、 SDK に含まれる最適化されたメディア フレームワークを使用して、相互に簡単に接続できます。SDK の一般的な使用例には、ライブ エンコーダ、ライブ デコーダ、メディア プレーヤーなどがあります。
使用例 1: ハイエンド カスタム ライブ エンコーダ
この使用例のコアコンポーネントは、4Kと8K UHDを含む標準フォーマットだけでなく、カスタム解像度でビデオを圧縮することができるスピンデジタル ライブ エンコーダです。エンコーダは、I/O キャプチャ モジュールから信号を受信し、TSoIP (RTP) または HLS によりストリームを送信します。必要に応じて、入力信号は、前処理のフィルタで、解像度、転送機能、またはカラースペースの変更などを圧縮前に処理することができます。
使用例2: 没入型メディアプレーヤ
SDKには、1台のマシンで高解像度16Kに柔軟に対応する高性能CPUベースのHEVCデコードライブラリが含まれています。柔軟にフォーマットをサポートするSDK は、大画面の没入型環境(ドーム、劇場、会場、ビデオウォール)や 8K テレビでの高品質なメディア再生に適しています。サービス プロバイダーから送信される HEVC ビットストリームは、SDI (3G または 12G) または HDMI (2.0 または 2.1) に向けて信号を送信するためにデコードされ、レンダリングされます。高解像度スケーリング、トーン、色域マッピングなどのピクセルベースの操作用のデコーダの出力に、高精度の処理フィルタリングを挿入することもできます。
対応プラットフォーム
Media SDK(Spin SDK v3.1) は、Windows 8.1 及び 10、Red Hat Linux 7 及び 8、Ubuntu 18.04 を含むさまざまな OS プラットフォームで利用できます。
出荷について
Media SDK(Spin SDK v3.1)は、出荷を開始しました。デモライセンスの発行、お見積のご要望は、オンラインでも承ています。
https://spin-digital.com/demo-or-quote/
https://spin-digital-ap.com/contact/ (日本国内のお問合せ)
SDKの詳細につきましては、こちらからもご覧いただけます。
https://spin-digital.com/products/spin_sdk/
商標について
Spin Digital及びSpin Encは、Spin Digital Video Technologies GmbHの商標です。その他の商標は、所有者のものであり、ここでは説明目的のために使用されています。