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ANNOUNCEMENTS / 4月 1, 2020
スピンデジタル(Spin Digital)、HEVC / H.265エンコーダの新バージョン(v1.10)をリリース
ベルリン 2020年4月1日 – 本日、スピンデジタルは、HEVC / H.265エンコーダ新バージョン(Spin Enc v1.10)の出荷開始をお知らせします。新バージョンでは、首尾一貫したクオリティを保つためにビットアロケーションのアルゴリズムが最適化されています。加えて、レートコントロールは、HTTP ライブ ストリーミング (HLS)による VoD配信のビットレート制約を満たすように強化されています。
Spin Enc(スピンデジタル社エンコーダ)は、最高品質で非常に高い圧縮レベルを必要とするプロフェッショナル アプリケーションのためのファイルベースHEVCソフトウェアエンコーダです。HEVC拡張プロファイル(Main, Main 10, Main 12)、8Kスタンダード(ARIB STD-B32)、ハイダイナミックレンジ(PQ, HLG)、カラースペース(BT.709, DCI-P3, BT.2020)を完全にサポートしています。Spin Encは、ポストプロダクションワークフローとVoDアプリケーションに最適なHEVCエンコーダです。
Spin Enc新バージョンの主な機能:
高度な予測解析
予測解析は、首尾一貫したクオリティを保つために、効率的に画像にビットを割り当てることで、高度で複雑な予測解析にも対応できるように改善されています。
この機能は、エンコーダにとって難しいカメラ映像やレーザースキャンから映像をレンダリングするポイントクラウド、また、不連続で複雑なテクスチャを持つCGコンテンツなど、エンコーダにとって非常に難しいとされるコンテンツの圧縮に最適化されていることを検証しています。
HLS準拠のレートコントロール
Spin Enc の新バージョンでは、HTTPベースのインターネット ストリーミング向けに、ビットレートの制約を満たすようにレートコントロールのアルゴリズムが強化されています。これらの制約は、Videoストリームの平均ビットレートとピーク時のビットレートの制限を指します。詳細については、こちらをご参照ください。 recommended settings for HLS.
VoDに最適な圧縮(エンコーダ)
スピンデジタル社独自のアルゴリズムにより設計されたSpin Enc(HEVC エンコーダ)は、x265 (HEVC)やインテル SVT-AV1 (AV1) などのよく知られているオープン ソース エンコーダでは実現できない優れた圧縮効率を提供します。
4K VoDストリーミングを想定した検証結果では、今回リリースされるSpin Enc v1.10は、x265 v3.2(プリセットメディア)およびSVT-AV1 v0.8.1(プリセット8)と比較して、それぞれ26%と23%の平均ビットレート削減を達成しています。
新バージョンの出荷及びデモ版のご評価について
Spin Enc v1.10の出荷を開始しました。デモ版またはお見積りについては、下記のお問合せメールアドレス、もしくは、オンラインでリクエストできます。
お問合せメールアドレス: info@spin-digital-ap.com
お問合せオンライン: https://spin-digital.com/ja/demo-or-quote/
㈱スピンデジタルアジアパシフィック TEL:06-6341-1131
詳細については、Spin Enc https://spin-digital.com/ja/products/spin_enc/ の Web ページをご参照ください。
商標について
Spin Digital及びSpin Encは、Spin Digital Video Technologies GmbHの登録商標です。その他の商標は、それぞれ所有者の商標で、説明目的のために使用しています。