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ANNOUNCEMENTS / 11月 18, 2021
スピンデジタル、8K HEVC ライブエンコーダのパフォーマンスを向上
2021年11月18日 – ベルリン – 本日、スピンデジタルは、最先端8K HEVCリアルタイムエンコーダの最新バージョン「Spin Enc Live v 1.1」をリリースしました。この度のリリースでは、カスタム解像度に対応した柔軟なSDIキャプチャ、アダプティブ ビットレート(ABR)アプリケーションのためのマルチ解像度ライブエンコード、日本の8K放送規格「ARIB STD B-32」の対応、最新世代CPUへの最適化、知覚品質の最適化など、ライブアプリケーションのためのユーザビリティ、品質、パフォーマンスを向上させるための新機能が含まれています。
Spin Enc Liveは、8K60p 10bit HDRのライブエンコード及びストリーミングのために、最新世代Intel Xeon スケーラブルプロセッサに最適化されたHEVCエンコーディングソフトウェアソリューションです。完全なライブエンコード ソリューションとして、Spin Enc Liveは、SDI入力キャプチャ、また、IP(RTP/UDP)経由のブロードキャストストリーミング、インターネットストリーミング(HLS)、クラウドストリーミングと配信(AWS Media Connect 及びCloudfront)に対応しています。
新機能の概要:
- カスタム解像度に対応したSDIキャプチャ:標準放送フォーマット(1080p, UHD-4K, UHD-8K)のSDIキャプチャに加えて、エンコーダは、カスタム解像度をキャプチャするように強化されました。この機能は、SDIマルチチャンネルを組み合わせて、ひとつの大きな領域を作ることが可能です。その結果、例えば、12G-SDIキャプチャカードを使用して、15360×2160(4×1 4K)ピクセルのパノラマ解像度キャプチャすることが可能です。
- ABRライブストリーミング: ひとつのライブソースから、異なる解像度とビットレートを持つ複数のバージョンのコンテンツをリアルタイムでエンコードし、インターネット上のABRアプリケーション向けに同時にストリーミングすることが可能です。
- 日本8K放送規格「ARIB STD B-32」の対応:HEVCエンコーダは、日本の8K放送で使用されるシングルスライス フレームエンコーディング、ARIB STD B-32規格(4スライス)など、いくつかのHEVCフォーマットをサポートしています。
- BT.2020規格の視覚品質の向上:ライブエンコーダは、8K HDRで最も普及しているカラースペース、BT.2020規格に基づくワイドカラー色域を使用し、ビデオの品質向上も強化しています。その結果、効率の良いコーディングで現実に近い色味を実現しています。
- Xeon Ice Lake プロセッサへの最適化:最新バージョンのエンコーダは、第3世代インテルXeonスケーラブルプロセッサ(Xeon Ice Lake)に最適化されています。その結果、8K60p 10bit HDR リアルタイムエンコードを、2×38 CPU コアを搭載した標準のデュアルソケット サーバで実行することが可能です。
ご利用について
Spin Enc Live 1.1はライセンス可能となっています。デモ版もしくはお見積りは、オンラインでお問合せ可能です。
https://spin-digital.com/ja/contact/
もしくは、
https://spin-digital-ap.com/contact/
こちらまで、お問い合わせをください。
製品の詳細につきましては、下記のSpin Enc Live ページからもご確認できます。
商標について
Spin Digital 及び Spin Enc Live は、Spin Digital Video Technologies GmbHの商標です。
その他の商標は、所有者の財産で、ここでは説明目的のために使用されています。