NEWS

ANNOUNCEMENTS / 8月 13, 2018

ドイツSpin Digital 社、新バージョンHEVC Encoder (v1.8) と SDK (v2.0)リリースのお知らせ



Spin Digital  は、本日(2018年8月7日)、HEVC/H.265エンコーダ(Spin Enc)とSDK(Spin SDK)の新バージョンをリリースすることをお知らせします。この度、リリースされる新バージョンのSpin Enc、Spin SDKは、その新機能に加え、高いパフォーマンスを求めるメディアアプリケーションに必要な、品質、スピード、スケーラビリティをさらに向上させ、パフォーマンスが最適化されています。

Spin Digital HEVC/H.265 エンコーダ (Spin Enc)

Spin Encは、世界最高峰の圧縮レベルで超高品質映像を可能にするソフトウェアHEVCエンコーダです。 新バージョンのリリースで、HEVCエンコーダは、タイル形式エンコード、ARIB 8K 準拠、最適化されたアルゴリズムとツールを使用した360°ビデオコーディングで強化されています。

新バージョンの主な機能:

  • タイル形式エンコードをサポート
  • 360° および3D 映像の圧縮効率の向上
  • 8K放送フォーマット (ARIB STD-B32 version 3.9)の互換性の向上
  • 高精度プリプロセッシングフィルタ(並列およびSIMD処理)の性能向上
  • FFmpeg のバージョンをFFmpeg 4.0.1にアップデート

Spin Digital HEVC/H.265 SDK (Spin SDK)

Spin SDKは、非常に高いパフォーマンスを求める超高品質映像のデコード、処理、再生など、革新的な映像ソリューションの作成を簡単にします。新バージョンでは、多くの新機能と新しいコンポーネントが追加されました。その高性能ビデオデコード、レンダリング、およびビデオ処理は、最大16K解像度で実現することが可能になっています。
新バージョンの主な機能:

概要

  • デコード、レンダリング、およびフィルタリングアプリケーションを含む、各SDKコンポーネントのリファレンス アプリケーションを追加。
  • ビットパック化とBC4軽量圧縮による効率的なピクセル形式をサポートすることで、メモリとPCI帯域幅を削減し、パフォーマンスを向上。

HEVC デコーダ

  • AVX512 SIMDサポートによる新しいCPUアーキテクチャでのデコード性能の改善。
  • 解像度とビット深度のダウンスケーリングの性能向上。
  • NUMAアーキテクチャをサポートするIntel Xeon Scalableプラットフォームでのパフォーマンスを向上。

ビデオレンダラーエンジン

  • キューブマッププロジェクション(CMP)による360°ビデオレンダリング。
  • 高性能および自動フォーマットコンバータにより、SDIレンダリングのユーザビリティとパフォーマンスを向上。

ビデオ処理フィルタ

  • ビデオ処理ライブラリがSDKに追加。スケーリング、フォーマットコンバータ、カラーコンバータなどのコンバータ用に最適化された高精度ビデオ処理フィルタが含まれています。
  • ライブラリは、SIMD処理とマルチスレッドに対応し、CPUアーキテクチャに高度に最適化。

 

  • SPIN DIGITAL 2022 COPYRIGHT