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ANNOUNCEMENTS / 11月 6, 2020
Spin Digitalは8Kライブビデオ対応のHEVCソフトウェアエンコーダーを発表しました
2020年11月6日 ベルリン – 高性能ビデオコーデックを提供するSpin Digitalは、本日、8KライブビデオアプリケーションのためにデザインされたHEVC/H.265ソフトウェアのリアルタイムエンコーダーの発売開始を発表しました。
Spin Enc Liveと名付けられたこのエンコーダーは、テレビ放送及びインターネットライブストリーミング配信の場面で、次世代のライブUltra-HD(4K、8K、それ以上のもの)アプリケーションのために必要とされる、高品質、高圧縮率のパフォーマンスを私たちに提供します。
最先端のソフトウェアエンコーダーは、8K圧縮をリアルタイム高圧縮で実現し、8K配信を現在のネットワーク上で簡単に実現します。
Spin Enc Liveはデータ取り込みの入力やストリーミングの出力のためのモジュールを含んでおり、ライブのワークフローにおける問題の解決策を完成させる製品でもあります。
最先端のHEVCエンコーダー
高速かつ高品質なエンコーディングのために、Spin Enc LiveはSpin Digitalの高度な判定アルゴリズムをもとに成り立っており、メニーコアCPU向けに最新のSIMD指示を活用できるように設計、最適化されたソフトウェア実装と組み合わされています。
結果として、当エンコーダーは、最高級のオフラインエンコーダー(一般的にVoDに利用されているもの)と同様の品質、圧縮率をリアルタイムで提供可能にします。
ライブのワークフローのための設計
当エンコーダーは、8K60pでの放送やライブストリーミング配信のアプリケーションに求められている以下の要件を満たします。
- リアルタイムオペレーション
- HRDモデルコンプライアンス
- 放送水準のレートコントロール
- HDR及びWCGのサポート
- SDIをベースとした入力キャプチャ
- 放送(TSolP)及びインターネットライブストリーミング配信(HLS)をサポート
- 22.2chオーディオエンコーディングをサポート
加えて、当エンコーダーは高効率(long GOP)及び低遅延(shot GOP)モードを備え、効率的かつ低遅延を実現するように実装されています。
48Mbit/sの8K放送品質
Spin Digitalは新しいエンコーダーの品質と圧縮の効率性を確かのものにするために、客観的、そして主観的な分析を行いました。そして、その結果、48Mbit/sの低ビットレートで放送グレードの8K HEVCのライブビデオ配信が既存のネットワーク環境で利用可能なことがわかりました。
当エンコーダーに関して、または当エンコーダーの品質及び機能についてのより詳細な情報はIBC白書の”HEVC Real-time software Encoder for 8K Live Video Applications”で確認いただけます。
Spin Digitalの新しいHEVCリアルタイムエンコーダーを使用することで、放送品質8K60p配信を48Mbit/sの低ビットレートで利用可能にします。
UHDのさらに上
Spin Enc Liveは4Kハイフレームレート(HFR)、非常に高い解像度の360°ビデオによる没入型エクスペリエンスなどのライブアプリケーションにも利用することができます。
リアルタイムでの操作は、4K120pまたは360°12K30pのようなビデオフォーマットでも実行可能です。より多くのコンピューターが新しい世代のCPUを利用できるようになれば、より高い解像度、フレームレートが利用可能になります。
製品リリース
新しいHEVCリアルタイムエンコーダーは、完成したアプリケーション(Spin Enc Live)及びSpin Digital SDK(Spin SDK)の一部としてのモジュール、両方の認可取得により利用可能であり、高性能なHEVCエンコーディングの解決策を開発者が生み出すことを可能にします。
デモや見積もりはオンラインで承ります。:
https://spin-digital.com/demo-or-quote/
もしくは、
https://spin-digital-ap.com/contact/
さらに詳しい情報はSpin Enc LiveまたはSpin SDKからご覧ください。
商標
Spin Digital、Spin Enc Live、Spin SDKは、Spin Digital Video TechnologiesGmbHの商標です。
他の商標も各社のオーナーに所有権があり、ここでは便宜上の目的として利用されています。