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EVENTS / 8月 19, 2019

Spin Digitalは、8K ライブストリーミング及びHDR/WCG変換機能などの最新版HEVC ソリューションをIBCで展示します。



ベルリン:2019年8月8日 — 次世代メディアアプリケーション向けハイパフォーマンス ビデオコーデックの開発の最先端をいくドイツ Spin Digitalは、8Kライブストリーミング、HDR変換機能などの最新版HEVCソリューションを発表します。当デモストレーションは、9月13日(金)から9月17日(火)までアムステルダム RAIコンベンションセンターで開催されるIBC2019、ブース№ 1. F11(ホール1)でご覧いただけます。

本年度、IBCでは、リアルタイムトーンマッピング、12G SDIインターフェイス、RTPストリーミングなど、プロフェショナル分野に特化したメディアプレーヤの新機能の発表、加えて、アドバンテック社製8Kリアルタイム ハードウェア エンコーダとの組み合わせによる8K HEVC ライブストリーミングソリューション、及び高解像度360°ビデオ再生の展示をします。

12G SDIインターフェィス対応 8Kメディアプレーヤ

Spin Digital社のメディアプレーヤ、Spin Playerは、8K HEVCビデオの12G SDI出力をサポートするようになりました。12G SDIは、クアッドリンク12G構成により非圧縮8K 60p 10ビット映像の伝送に必要な帯域幅を提供します。SDIビデオ再生は、ビデオ処理とディスプレイチェーンのコントロールを最大限に必要とするプロフェッショナルユーザ向けのソリューションです。

GPUソリューションと比較しても、12G SDIは、HDR(PQおよびHLG)を完全にサポートし、3G SDIソリューションと比較しても、12G SDI 4本に対応したSDIボード1枚で対応することが可能です。

12G SDIをサポートするSpin Playerは、8K モニター(SDI to HDMIコンバータを使用)もしくは、12G SDIに対応した8Kプロジェクターで8Kを再生します。12G SDIをサポートすることにより、8K 120pハイフレームレート再生、8K 3Dステレオ再生にも対応します。

NHKテクノロジーズ社、ポズナン スーパーコンピューティング ネットワークセンター(PSNC)の8KコンテンツをAJA KONA 5 によるSDI出力で再生します。

リアルタイム8K HDR/WCG変換機能

Spin Digitalは、異なるHDRとWCGフォーマット間の変換が可能なリアルタイム ソフトウェア ソリューションを発表します。すべてのディスプレイが、HDR(PQ、HLG)とWCG(BT.2020、DCI-P3)を同じようにサポートしていません。ユーザは、高品質な変換ソリューションが必要とされています。

Spin Digital製品は、HDRからSDRに、または、SDRからHDR、HDRからHDRなどへのトーンマッピング、色域拡張、色域削減などの色域変換に対応したHDR及びWCG変換機能をサポートするようになりました。これらの変換機能は、8K 120p再生においてもリアルタイムで実現可能です。

8K HEVCライブストリーミング

Spin Digitalは、アドバンテック社VEGAハードウェアHEVCエンコーダとSpin Player、および、Spin Digitalで開発したライブストリーミングを制御するGUIコントローラによる8Kライブストリーミングをアドバンテック社の協力のもと展示します。

VEGAハードウェアエンコーダは、費用対効果が高く、パフォーマンス効率の良いリアルタイム HEVC ハードウェア エンコーダです。Spin Playerは、PCプラットフォーム上で柔軟で高パフォーマンスを提供するソフトウェア HEVCプレーヤです。ライブストリーミングは、大規模な8Kライブイベントの展開にあわせて、AWS(メディアストアとクラウドフロント)をベースとしたクラウドサポートにより、HLSとRTPストリーミングを提供します。

今回発表をするクラウドストリーミングシステムは、NHKの関連会社、NHKテクノロジーズと共同開発されました。国内では、当システムを利用した8Kライブサービスの提供が期待されています。

8K + 没入型再生

Spin Digitalは、ハイエンド360°映像のためのSpin Playerの新バージョンを発表します。高品質360°映像を魅力的は没入型エクスペリエンスで提供するためには、8K以上の解像度が必要とされます。

Spin Playerは、最高品質の360°映像を提供するために8K以上のパノラマ映像(16K x 8K 60Hz)を処理します。加えて、レンダリングエンジンは、よりスムーズな再生と応答性の高い操作性を提供できるように今回のIBCにあわせて、再設計されています。

IBCブースでは、ARRI社、ポズナン スーパーコンピューティング ネットワークセンター(PSNC)から提供された高解像度360°コンテンツによるデモンストレーションを公開します。

お問合せとミーティングについて:ブース№ 1.F11

Spin Digital製品についての詳細説明、デモンストレーション、SDKによる貴社アプリケーションへのHEVCエンジン組込についてのご相談、8Kおよび16Kに対応したHEVCソフトウェアコーデックへのご相談など、お打合わせを承っています。事前に、下記までご連絡を頂けましたらご希望の時間帯にブースにてお待ちします。

  • Mauricio Alvarez Mesa(マウリシオ アルバレス メサ), CEO – mauricio(at)spin-digital.com – www.spin-digital.com
  • 日本及びアジアからのお問合わせ: 株式会社スピンデジタルアジアパシフィック 刈谷(かりや)まで –
    tkariya(at)spin-digital-ap.com – https://spin-digital.com/ja/

8Kライブストリーミングについてのお問い合わせ:

  • 株式会社NHKテクノロジーズ メディア技術本部 ビジネス開発部 和田(わだ)まで – wada.k-cz6(at)nhk-tech.co.jp – https://www.nhk-tech.co.jp/
  • アドバンテック社(台湾) Ted Feng(テッド フォン), 映像ソリューション事業部 ディレクター –   Ted.feng(at)advantech.com.tw – https://www.advantech.com/

Funding

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当活動は、ヨーロピアン ユニオン Horizon 2020の支援プログラム No 762079 (www.immersify.eu) のもとで行われています

 

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